コロイドヨード液の飲用、点滴などによってがん組織の退縮がみられます。
そのメカニズムを知ろうとするためには、
がん細胞に特有な変化を知ることが必要です。
結論から先に言いますと、「ワールブルグ効果」を知ることになります。
ワールブルグ効果では、がん細胞において、解糖系が亢進していて、
ミトコンドリアの機能異常があるという2つのことを扱っています。
最近の分子細胞学の領域においても、両者の機能異常が確認されつつあります。

これらは生化学的な基礎知識ですが、一般の人々には少し難しいかも知れません。
しかし、これらの基礎知識なしには、がんを理解することは困難です。
できるだけ理解できるように徐々に説明をして行きます。

それらのことを理解するために、下記のキーワードを知る必要があります。
1. ワールブルグ効果
2. ATP
3. ミトコンドリア
4. 解糖系

一度に説明することは難しいので段階を追って説明します。
次回は、「ワールブルグ効果」について取り上げます。